名古屋市住宅都市局は3月24日、栄地区の錦3丁目25番街区(栄角地)の市有地活用事業の事業候補者に三菱地所を代表構成員とするグループに決めた。構成員は、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社。2022年に工事着手、26年のオープンを目指す。
提案概要によると、施設は地下4階地上36階建て延べ約9万9500平方b。高さは現段階で計画されている栄地区での建物では最も高い約200b。容積率は市内で最大となる約1860%。地下2階〜地上4階に大丸松坂屋百貨店による高級感のある商業専門店事業を展開。4〜6階にシアターを配置する。9〜25階にイノベーション拠点やオフィス、7〜8階、26〜36階に名古屋市で初となる外資系ラグジュアリーホテルを誘致する。
全体計画では、栄エリア中心に位置するポテンシャルを生かし、世界中から人々が訪れ、出会い、交流を通じて名古屋の国際競争力向上への貢献を目指す。上質で洗練された文化・交流を創出するホテルなどの導入機能と高質な商業を複合、年間を通じて安定したにぎわいを形成、栄のブランド力向上に貢献するとしている。
市有地購入価額は149億8000万1394円。
提供:建通新聞社