産・官・学で構成する滋賀県メンテナンス技術者養成協議会(会長・湯本聡滋賀県建設業協会副会長)の令和元年度総会が去る23日、大津市におの浜の滋賀県建設業協会で開かれ、令和2年度に滋賀県版のME制度(メンテナンスエキスパート制度)の創設検討を行うことを決めた。
この日の総会には、構成メンバー等から12名が出席。議事内容は、承認事項となる令和2年度事業計画、報告事項となる令和元年度事業報告と舞鶴工業高等専門学校・社会基盤メンテナンス教育センター長の玉田和也氏によるiMec活動報告―。
このうち、令和2年度事業計画では▽滋賀県メンテナンス技術者養成講座(基礎編)の開催(4月24日〜26日予定)、▽e+iMec講習会(応用編)の受講推奨、▽山口県方式による構築物の長寿命化につながる堅固なコンクリート施工に係る講習会の開催、▽滋賀県版のME制度(メンテナンスエキスパート制度)の創設検討―を実施していくことを決めた。滋賀県版のME制度は、滋賀県より認定講習会(講座)である「e+iMec講習会(診断編)」を受講し、達成度確認試験の合格者を「滋賀ME」として資格認定するもの。資格認定者が一定に達した場合、通常の地域橋梁補修工事で活用されることとなっている。
なお、同協議会は滋賀県建設業協会、近畿地方整備局滋賀国道事務所、滋賀県、滋賀県建設技術センター、舞鶴工業高等専門学校、滋賀県土木施工管理技士会、滋賀県測量設計技術協会、滋賀県建設コンサルタント協会―以上がメンバー。
提供:滋賀産業新聞