岐阜県教育委員会は、郡上特別支援学校の大和校舎(郡上市大和町栗巣32ノ1)と那比校舎(郡上市八幡町那比3068)を統合し新校舎を建設する。2020年度に建設用地の候補地を定め、用地調査を行うとともに再整備に向けた基本計画を策定する。
郡上特支校は、郡上市の小学校だった二つの校舎を借用して大和校舎と那比校舎の2校舎体制で運営している。09年4月には大和校舎が手狭になり高等部を那比校舎に移転した経緯がある。
また校舎間が約20`離れており、車で約30分の距離なため職員会議などでの校舎間の移動が職員にとって大きな負担となっている。さらに病弱部門がないため郡上地域に居住している2人が他地域の特別支援学校へ通学している現状がある。
こうしたことを背景に県は、新たな校舎を別所に建設し統合することにした。
現在建設候補地について検討しており、候補地が確定すれば、20年度に建設用地の調査を委託する。また施設の規模や機能、概算費用などを示す基本計画の策定業務を別途委託し年度内にまとめる方針だ。
想定では21年度以降に設計や整備を進めることを想定しているが具体的なスケジュールは基本計画の中で固める。
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建通新聞社