日本工業経済新聞社(群馬)
2020/03/24
【群馬】県教委が上野国分寺の基本整備計画整備を一時中止
県教育委員会文化財保護課は20年度を予定していた上野国分寺跡の整備基本計画策定を一時中止し、庁内で再検討する方針を示した。具体的な方向性などについてはこれから詰めることとなる。
上野国分寺跡は前橋市元総社町と高崎市東国分寺町などに跨り、759年ごろにつくられた国分寺の遺構が残る史跡。伽藍として南大門や中門、金堂、講堂などの史跡が発見されている。
18年度には基本計画の基となる保存活用計画を定め、保存と継承、学習の場として活用する方針を示した。保存活用計画は19〜28年度の10年間を期間に設定。上野国分寺の全体像が分かる整備を方向性に掲げていた。