富山市は、大沢野地域と大山地域における行政サービスセンターを核とした公共施設複合化事業(リーディングプロジェクト)の基本計画を策定した。PFI手法(サービス購入型)での実施を想定し、20年度に事業者の公募および選定を行う方針だ。
大沢野地域では、大沢野行政サービスセンター周辺において整備。行政サービスセンターや図書館、最大500人程度収容の多目的ホールなどの機能を確保する。延床面積は約3300平方メートルで、既存の大沢野生涯学習センター(約4500平方メートル)は一部改修し、行政機能の一部として活用する。概算事業費は約23億7000万円。
大山地域は、大山行政サービスセンター周辺で整備する。行政サービスセンターや図書館、最大250人が収容できる多目的ホールといった機能を確保。延床面積は約2000平方メートルで、既存の大山情報公開センター(500平方メートル)を行政機能(倉庫・書庫)として活用する。概算事業費は約15億1000万円を見込む。
事業期間は15年程度。20年度に事業者選定・契約、21年度以降に基本・実施設計、解体設計・工事、建築工事に入る。
現大沢野行政センター(高内333番地、RC造5階建て延べ4450・88平方メートル、73年築)は、合併前の旧大沢野役場庁舎で、完成から45年が経過し老朽化が著しい。大山行政センター(上滝525番地、RC造3階建て延べ2063・79平方メートル、58年築)は、合併前の旧大山町役場庁舎で、建てられてから60年が経つ。