全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　県東部農林事務所地域整備課が２０２０年度に取り組む農業基盤整備事業は、当初予算に総額11億１７４６万円余りを計上していることが明らかになった。このうち４億６０００万円は国からの補正予算が認められており、20年度も工事や調査などを進める。
　20年度の予算は、４地区の県営ため池整備事業に１億４７００万円。湖山砂丘地区など２地区の特定農業用管水路等特別対策事業に２億２８００万円。八頭町の安藤井手地区など２地区の農業用河川工作物応急対策に８５００万円。このほか、船岡（志子部）と山上地区の農地整備に１億円。河内と山根地区のほ場整備に１億円などを見込んでいる。
　主な整備は、湖山砂丘地区の管路整備に２億円。安藤井手に６５００万円、山根地区のほ場整備に８２００万円、西谷地区のため池改修に６０００万円などを投じる。
　一方、将来の事業化を目指した調査や点検業務は、福部砂丘３工区、太田堰、高山大口堰、舟川堰用水、八上堰用水などに１億円以上の予算を投じるほか、国の補正予算で対応するため池の耐震調査は３億円近い予算を投じる大掛かりな調査になった。
　同課では、４月最初の資格審査会で２件のため池耐震調査や福部砂丘地区の事業計画策定業務などの調達条件を決める見通し。

日刊建設工業新聞