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建通新聞社
2020/03/24

【大阪】大阪市の交流会館 20年度中盤にWTOで

 大阪市は、弁天町駅前に(仮称)区画整理記念・交流会館を建設する計画で、WTO対象案件として2020年度中盤に工事を発注する予定だ。21年3月の着工、23年3月の完成を目指す。新築規模は延べ床面積で約8400平方b、概算事業費は61億1500万円を見込んでいる。基本・実施設計は大建設計(大阪市西区)が担当。
 同施設は、弁天町駅前の土地区画整理記念事業の一環で計画。記念ホールや子育て支援などの公共施設、地域医療・災害時医療の拠点施設を整備する。
 事業計画地は大阪市港区磯路1丁目で、大阪メトロ中央線弁天町駅の南側。敷地面積は全体で約4000平方b。このうち西半分の約1500平方bに交流会館を建設する。建設予定地の更地化工事は3月に完了する予定。
 施設規模は鉄骨造9階建て延べ約8400平方b。施設内容は、図書館、交流スペース、民間等付帯施設、駐車場・駐輪場などで、3階部分を弁天町駅と直結させる計画だ。
 総事業費の内訳は、更地化にかかる費用が13億1500万円、調査設計費が2億2600万円、建設費が39億1000万円、用地費が6億6400万円となっている。
 当初の計画では19年度に工事発注し、21年度の完成を目指していたが、建設予定地にある既存建物の解体・更地化に時間を要したことなどから、発注時期、完成時期ともに約1年先送りした。工事初年度の予算としては2億8130万円を計上している。

提供:建通新聞社