静岡市は、2020年度の図書館整備事業で中央図書館を大規模改修する。施設の長寿命化、空調やトイレなどの設備改修に加え、城北公園を見ながら読書をできる閲覧席を増設するなど内装もリニューアルする。当初予算には、4億5650万円を盛り込んだ。
全室の床・壁の仕上げ材改修、全ての設備改修、エレベーターと小荷物専用昇降機改修など全面的なリニューアルとなる予定。
規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ5343平方b。場所は葵区大岩本町29ノ1、城北公園に隣接。
1984年に開館、1階は貸し出し室、トイレなど。2階は閲覧室87席、視聴覚ホール、参考室、事務室、資料整理室、会議室、湯沸かし室、電算機室、空調機械室、トイレなど。
地下は閉架書庫、空調機械室、熱源機械室、発電機室、ブックモービル作業室、トイレ、車庫、エレベーター機械室など。
設計は高橋茂弥建築設計事務所(静岡市葵区)が担当した。
隣接する城北公園では、PARK―PFI手法(公募設置管理制度)を導入し、カフェなどの収益施設の事業者を4月に公募する予定。敷地は約6万平方bあり、敷地の12%までの計画が可能。サウンディング調査などから、事業者サイドの出展意欲はカフェやレストランなどの飲食店が中心。規模も200〜300平方b、広くても500平方b程度、設置場所は中央図書館付近の麻機街道に面した一帯が有力。
提供:建通新聞社
(2020/3/23)
建通新聞社 静岡支社