中野区は、鍋横区民活動センターの移転改築事業で基本計画をまとめた。施設規模は地下1階地上7階建て延べ3000平方b程度。区民活動センターの他に、高齢者福祉施設や地域包括支援センターなどを配置する。2020年度に基本・実施設計を委託する。
現在の施設が老朽化していることから、近隣の本町4ノ44にある中野警察署駐輪場と鍋横区民活動センター分室を合わせた敷地1087平方bに移転する。集会室の貸し出しなど現在の地域活動の支援機能に加えて、同センター分室で行っている高齢者会館の機能も併せ持つ施設を整備する計画だ。
施設の構成は1階〜3階が区民活動センター・地域包括支援センター・障害者相談支援事業所で、集会室機能(洋室4室、和室3室、多目的ホール、地域活動室)、事務スペース、共用スペースを設ける。
4階は看護小規模多機能居宅介護事業所で、定員は登録29人、利用18人、宿泊9人。5〜7階は都市型軽老人ホームで定員は20人を予定。それぞれ宿泊室の他、食堂、台所、浴室、脱衣所、トイレ、事務室、共用スペースなどを設置する。また、地下には自転車駐輪場を整備する。
既存施設の規模は鍋横区民活動センターが地下1階地上4階建て延べ1374平方b、建設は1970年。所在地は本町5ノ47ノ13。鍋横区民活動センター分室が2階建て延べ162平方bとなっている。
20年度に設計を委託し、21年度末までに基本・実施設計を行う。工事は21年度に先行して鍋横区民活動センター分室を解体した後、新たな施設を建設する。23年度中の開設を予定している。
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建通新聞社