横浜市は横浜環状南線(横環南)と横浜湘南道路(横湘道路)の関連街路として整備を進めている▽上郷公田線▽横浜藤沢線・田谷小雀地区▽市道田谷線―の3路線の事業完了時期を2025年度に見直す。横環南と横湘道路の開通時期がそれぞれ25年度、24年度になったことを受けて、これまでの20年度から5年延長する格好。このうち上郷公田線は環境対策や労務単価の上昇などを理由に事業費を27億円増の313億円に改め、桂町トンネルの工事(発注済み、工期24年3月29日)や東日本高速道路会社への委託による掘削・擁壁工事(20年度)、桂台地区のトンネル工事(計画中)といった残事業を実施することになる。市の公共事業評価委員会が3月17日の会合で、事業期間の変更などを含む再評価案を妥当とした。
各路線の概要は次の通り(@規模A事業期間B事業費C事業進捗状況)。
▽上郷公田線(栄区上郷町〜公田町)―@延長約3・2`(トンネル2カ所)、幅員20〜32b(2〜4車線+両側歩道)A02〜20年度→02〜25年度B286億円→313億円C事業進捗率33%、用地取得率99%
▽横浜藤沢線・田谷小雀地区(栄区長尾台町〜戸塚区小雀町)―@延長約1・4`(橋梁1橋)、幅員32〜38b(6車線+両側歩道)A02〜20年度→02〜25年度B153億7000万円(変更なし)C事業進捗率79%、用地取得率87%
▽市道田谷線(栄区田谷町)―@延長約0・7`、幅員16b(2車線+両側歩道)A04〜20年度→04〜25年度B19億7000万円(変更なし)C事業進捗率60%、用地取得率88%
提供:建通新聞社