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　かほく市は新年度、市内の乳幼児増加に対応した新たな子育て環境の基盤づくりへ向け、特にニーズが高い南部地区に民間こども園を誘致する方針だ。夏をめどに事業者の公募を開始し、年内に選定作業を終えたい考え。
　当初予算には、今後のスケジュールなどを協議する特定教育・保育施設設置運営等検討委員会や公募選定委の委員報酬として関連経費２７万５０００円を計上した。
　市によると、人口は若い世代の移住者を中心に１５年度から増え続けており、今年度も昨年１０月末時点で３万５５６４人となっている。今年度の出生数も１８年度に引き続き３００人を超える見通しで、現在の１歳児が３歳になった時の新たな受け皿を確保するため、民間事業者によるこども園を公募することにした。２２年４月の開園を想定している。
　市内には現在、公立８カ所、私立３カ所の認定こども園に加え、私立小規模保育園１カ所がある。４月からは、七塚子育て支援センター内に新設された公立ひまわりこども園分園のほか、小規模保育園「ニチイキッズイオンモールかほく」が開所する。
　市は、新年度から５年間の各施策を盛り込んだ「第２期市子ども・子育て支援事業計画」に２２年度までに新たな保育施設整備に取り組む方針を掲げている。