秋田県仙北地域振興局建設部(所管:県河川砂防課)は、淀川の河川災害復旧に関し、現在、新年度当初予算案に約23億円を計上している。このうち10億円以上を充て、残整備となっている築堤・護岸工や排水樋管(1基)、川口橋・馬場橋・川原橋の舗装、同3橋の取付道路工などを整備し、事業完了を目指す方針だ。なお、残りの予算については、現在、進めている3橋の上部工などに充てる。
計画は、平成29年に発生した豪雨災害で堤防や護岸などに被害を受けたため、緊急的な治水対策を進めるもの。整備は河川災害関連事業(関連事業)と河川災害復旧関連緊急事業(復緊事業)を活用して進めるもので、関連事業の工事はすべて発注済み。
復緊事業は、延長約3,900mの築堤・護岸工や川口橋・馬場橋・川原橋の架け替えなどを実施するもので、現在は3橋の上部工(川口橋:川田建設・日本ピーエス特定建設工事JV、馬場橋:千代田・東北機械特定建設工事JV、川原橋:昭和コンクリート工業・東日本コンクリート特定建設工事JV)を進めている。
また、県の2月補正予算(国補正分)で工事費を確保したことから、築堤盛土工など3件(01−KE11−10・11・32)を公告しており、いずれも23日に開札する。
提供:秋田建設工業新聞社