浜松市は公共建築物長寿命化事業として、2020年度に石綿含有調査などの施設劣化調査や大・小規模改修工事、大規模改修に向けた設計委託を予定している。当初予算案に18億2755万円を計上した。
施設劣化調査は、石綿含有調査や外壁打診調査などを行い工事の優先度を把握、検討する目的で実施。石綿含有調査は勤労会館(中区城北1ノ8ノ1)など57施設、外壁打診調査はみをつくし文化センター=写真=(北区細江町気賀369)など17施設で実施する。
小規模改修は、建築物の寿命や機能維持に影響する受変電設備や空調熱源設備、給水ポンプ、屋根、外壁などを改修・更新する。対象は、設備の改修・更新が春野福祉センター(天竜区春野町宮川1330)など16施設、屋根改修が水窪文化会館(天竜区水窪町奥領家3274ノ1)など26施設、外壁改修が天竜B&G海洋センター(天竜区二俣町阿蔵330ノ2)水泳場など22施設。
大規模改修は、建築後40年以上経過した建築物を対象に実施。西保育園(中区布橋2ノ4ノ17)など7施設で工事を行う他、総合産業展示館(東区流通元町20ノ2)など4施設の設計を委託する予定。
同事業は「公共建築物長寿命化計画(一般施設)」に基づき、市が保有する公共建築物の改修を計画的に実施して長寿命化を図り、長期的な財政負担を軽減・平準化して市民に安全で快適な公共建築物を提供するために実施する。
提供:建通新聞社
(2020/3/18)
建通新聞社 静岡支社