徳島県病院局は、「県立中央病院ER棟(仮称)整備推進事業」に2020年度から着手する。20年度は施設の基本・実施設計や計画地の埋蔵文化財調査に着手するため、関連事業費3億2022万円を当初予算で確保した。
徳島市蔵本町1丁目地内にある中央病院の本館南側敷地1000〜2000平方bに、救急外来棟を新築するもの。総合メディカルゾーン本部の救急医療機能を強化するのが狙い。規模等詳細は今後固めることになるが、今のところ4階建ての施設を見込み、救急外来(救急部門・集中治療部門等の機能拡充)や災害時の拠点、医療従事者の教育・研修機能など人材育成の拠点として整備し、全国に誇る救命救急体制の確立を目指す考えだ。
今後のスケジュールについて、20年度から21年度にかけて施設設計や埋蔵文化財調査を行い、21年秋に着工、22年中の建物完成を見込んでいる。また、建物完成後の事業は流動的だが、本館との連絡通路の整備など、数年かけて必要な工事を進めることにしている。所管は経営改革課。
提供:建通新聞社