南佐久郡川上村が進めている役場庁舎の建て替えについて、早ければ6月ごろに基本設計委託をプロポーザルで選定する。本体工事は21年度末の着工を予定している。
3月13日の村議会3月定例議会で村が説明したもの。設計業務は、プロポーザルで選定する予定で、6月にプレゼンを実施。基本設計は約6〜7カ月間を見込み、21年度に実施設計と本体工事の着手を目指す。完成は22年度を予定しており、22年度以降は旧役場庁舎と旧中央公民館の解体と外構工事などを行う工程。
新役場庁舎は、現在の駐車場に建て替える計画で、基本方針は◇各課窓口にカウンター設置し利便性の向上◇ユニバーサルデザイン◇自然エネルギーの活用◇災害対策本部の設置や避難所−などとしている。必要な面積は、事務室や倉庫 、会議室、災害対策本部室など延べ約1700uを想定しているが、想定より1.5〜2倍程度になる見込み。
役場庁舎とつながる中央公民館も防災センターとして建て替える。ホール兼避難施設や研修室など延べ約900uを想定している。
事業費は約20億円と試算し、財源は起債や基金約9億円などを活用する。また、設計委託費などは20年度当初予算が骨格予算のため、補正予算で対応する予定。
現在の役場庁舎と中央公民館は、RC造2階建て、延べ約3000u。約40年以上経過している。新庁役場庁舎と防災センター建設後は解体して、駐車場などに整備する。
提供:新建新聞社