浜松市は、中央卸売市場(南区新貝町239ノ1)の今後の在り方を検討するため、2020年度当初予算案に基本構想策定事業費として1111万円を計上した。既存施設の活用の他、建て替えも視野に検討を進める方針だ。
中央卸売市場は、管理棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ2347平方b)と中央卸売市場(鉄骨造2階建て延べ1990平方b)、青果卸売市場(鉄骨鉄筋コンクリート造平屋1万2422平方b)、水産卸売市場(同7418平方b)などで構成。
基本構想は20〜21年度の2カ年で策定する。20年度は、課題整理や市場関係者の意向調査、整備手法や概算事業費・優先順位・実施期間など前提となる条件の整理を行う。基本構想策定後、整備の方向性を決め基本計画策定に着手する予定。
同施設は、開設から41年が経過し老朽化が課題となっている。流通の効率化や品質管理の高度化などを踏まえた適正な市場規模や機能などを考慮し、複数案を作成して在り方を検討する予定だ。
提供:建通新聞社
(2020/3/13)
建通新聞社 静岡支社