福島建設工業新聞社
2020/03/12
【福島】基本計画策定でプロポーザル開始/県立宮下病院
老朽化に伴う県立宮下病院の建て替えで、福島県は計画策定業務の委託先を選定するため11日、公募型プロポーザルの手続きを開始した。
今年度、学識経験者による検討委員会が必要な機能などをまとめた報告書を作成し県に提出しており、2020年度はこれを基に県が具体的な計画を策定する。報告書によると持続可能な医療を提供するため内科、整形外科を中心に精神科、皮膚科、耳鼻咽喉科等を設置。初期救急・診療時間外の受け入れは継続し、在宅医療の充実を図るとした。施設は有床診療所として入院に対応する。
委託する業務は基本計画書のとりまとめと、計画策定にかかる会議等への対応で、履行期間2021年3月31日。このうち施設構成や建築等面積、建築スケジュール、建築費用などの施設整備に関する部分については7月下旬までに整理を行うことになる。契約上限額1452万7000円(消費税込)。
プロポーザルの参加要件は過去10年以内に国、地方公共団体から高齢化、人口減少地域での医療機関の新・改築にかかる同種業務の受託実績など。25日まで参加表明書、4月3日まで企画提案書等を提出。4月中旬にプレゼンテーション審査を行い、同下旬に審査結果を通知する。事務局は県病院局病院経営課☎024(521)7228。