県鳥取県土整備事務所は、県道杣小屋曳田線(曳田工区)改良事業のうち8工区の土工について、20年度前半にも発注する。今年度内の入札を見送ったもので「工事の規模などを考えれば、出来るだけ早期に発注したい」と事務所では説明。早ければ4月にも公告するもよう。
鳥取市河原町天神原〜同町曳田間を通る同線は、道路沿いに住宅が並び幅員が狭いほか、見通しの悪いカーブもある。さらに、歩道などの安全施設も未整備なためバイパスの新設工事を2012年度から総事業費8億円を投じて工事を進めている。
バイパスのルートは、天神原地区から農地があるエリアを通り河原方面に向かう1500bで、全体の幅員は歩道をセットした9・25b。同事務所ではこれまでに用地の取得を終えており、8工区の改良工事が完了すれば、交差点部分などを除くバイパスの道路工が完了する。
工事の内容は、天神原地区〜曳田間の660b間を対象にした路床工、プレキャストL型擁壁40b、重力式擁壁、排水構造物などで、下層路盤までを仕上げる。概算工事は1億円以上。
日刊建設工業新聞