摂津市は、2月25日に都市計画決定を行った「千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業」の事業協力者の募集を始める。参加希望表明書などの提出に先立ち、事業協力者応募関心表明書を3月23日まで受け付ける。
JR千里丘駅は大阪駅に至近で府道大阪高槻京都線や府道正雀停車場線に囲まれた交通の要衝地だが、同地区内は狭隘(きょうあい)道路が多く、木密地域や駐車場などの点在で良好な土地活用が図られていない。
2019年3月に再開発基本方針を策定し、駅前広場の整備を含む再開発事業による交通結節機能の強化や災害に強い住環境の形成、駅前にふさわしい集約的な拠点形成を図るなどの整備方針を示した。32階建ての共同住宅や駅前広場に面した商業施設の整備を柱とした再開発で市の玄関口の刷新を図る。施行区域は千里丘1丁目の一部に当たる約1・5f。
これらを踏まえ、同地区の活性化に向けて施設計画をはじめ事業計画、権利変換計画などを提案できる事業者を求める。事業協力者応募関心表明書を受理後、参加希望表明書と事業企画提案書を6月1日までいずれも建設部都市計画課で持参により受け付ける。
6月下旬に1次審査、7月上旬にプレゼンテーションを開き、最優秀提案者を決定。7月下旬に事業協力協定書を締結し、20年度は建築物の基本設計や土地建物、地盤調査などを行う予定だ。
提供:建通新聞社