国土交通省は10日、20年度に着手する高速道路暫定2車線区間の4車線化候補として、東海北陸自動車道の白川郷IC〜五箇山ICと五箇山IC〜福光ICを含む15カ所を発表した。整備には財政投融資を活用する。
両区間の整備により、延べ19・6キロで4車線化になる。県境に位置する白川郷IC〜五箇山ICは延長約10・1キロで、事業費は820億円。五箇山IC〜福光ICは延長約9・5キロ、総事業費には800億円を見込む。富山と愛知を結ぶ185キロの全線4車線化に向け、大きく前進する。
国交省では災害や渋滞、事故発生箇所などを総合的に勘案し15カ所、総延長約110キロを選定。今後、予算成立後の事業許可に向けて必要な手続きを進める。