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建通新聞社(中部)
2020/03/10

【愛知】愛知県教委 総合教育C在り方検討スタート

 愛知県教育委員会は、東郷町にある総合教育センターについて、2020年度に今後の在り方検討を始める方針を固めた。3月2日の県議会で長谷川洋教育長が答えた。
 同センターは、教員研修や教育課題研究のための施設として、1974年に建設した。既存施設の総延べ床面積は2万1005平方b。主な施設は、いずれも鉄筋コンクリート造で、本館と実験実習棟が5階建て、教育情報棟が3階建て、講堂と教育相談棟が2階建てとなっている。敷地面積は12万5605平方b(運動広場6500平方b、駐車場7560平方bなど含む)。所在地は東郷町諸輪字上鉾68。
 2016年度に老朽化対策に伴う建物本体の健全度調査を実施したところ、対策を講じても大半の施設がこの先15年程度しかもたないと判定された。
 一方、17年度に策定した教員の資質向上に関する県教員育成指標に基づき、県教委では現在、教員研修内容の見直し・再構築を進めている。そこで新たな教員研修に必要な施設機能・規模などを探るとしている。具体的には、総合教育センターなどでの各種研修の整理・精選とともに、集合研修の内容を精査・縮小する方向。
 長谷川教育長は、「見直し結果に基づき、敷地の利用や立地などを含めた在り方を検討したい」とした。
 教育委員会では、20年度に庁内で検討を始め、一定の方向性が固まった後、施設整備に向けた具体的な検討に入るとしている。

提供:建通新聞社