大阪府は、住之江公園など18カ所の府営公園に新たな管理運営制度を導入する計画で、2020年度に一部の公園の事業者を公募する予定だ。各公園の募集要項に新たな管理運営制度を盛り込む考えで、22年度からの業務開始を予定する9公園が対象となる見込みだ。
府では、新たな管理運営制度の枠組みとして▽PMO型指定管理(施設整備を伴う指定管理者制度、指定期間=20年以内)▽P―PFI型施設整備(公募設置管理制度など、事業期間=10〜20年)▽ソフト事業の充実を図る指定管理者制度(指定期間=5年以内)―を想定している。
府は、本年度に民間事業者から事前事業提案を募集していた。ここで出された提案内容を踏まえ、各公園に導入する管理運営制度を検討している。
事前事業提案の対象となった公園は、Aグループ(22年4月から業務開始)が箕面公園、深北緑地、枚岡公園、長野公園、錦織公園、住之江公園、住吉公園、浜寺公園、二色の浜公園―の9カ所。
Bグループ(23年4月から業務開始)が服部緑地、寝屋川公園、山田池公園、久宝寺緑地、石川河川公園、大泉緑地、蜻蛉池公園、りんくう公園、せんなん里海公園―の9カ所。
20年度に公募する公園はAグループの中からとなるが、公園数や公募時期については現在未定としている。また、Bグループの公募時期は21年度以降になる見込みだ。
提供:建通新聞社