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　建替えが検討されている大津市役所庁舎（御陵町）に併設されている中消防署について、このほど佐藤健司新市長が移転・建替えの候補地を速やかに選出し、最優先事項として取り組むことを明らかにした。
　また、同市役所庁舎の建替え検討については、現地での建替え2案と、隣接する国有地で建替え2案での計4案で検討しているが、そのほかに同市皇子が丘3丁目に位置する「びわこ競艇場の駐車場」面積1万2804・72平方�bの候補地も浮上している。
　現在、公表されている4案については、�@本館を免震改修（免震レトロフィット）し、別館を現地での建替え案と、�A本館を免震改修し、別館を隣接する国有地で建替える案、�B本館の免震改修を止めて、別館と一体化して別館跡地に新庁舎を建替える案、�C本館の免震改修を止めて、別館と一体化して国有地に新庁舎を建替える案の計4案で比較検証している。
　別館については、現地か隣接地で建替え計画の場合、費用面等の問題から、本館を免震改修し、別館を国有地で建替える案が一番コストが安くなると見ており、新別館の規模は決まっていないが、現地建替えの場合は最大延べ1万7500平方�b、国有地での建替えの場合は最大延べ1万4720平方�b。本館は、建築後51年が経過していることから、耐震性の問題を始め、建物自体の経年劣化や狭隘化などの問題を抱えている。
　同市役所庁舎の本館（ＳＲＣ造5階建地下1階、延1万5160・41平方�b）は昭和42年竣工、別館（ＲＣ造3階建、延6251平方�b）は昭和46年竣工。
　なお、本館整備検討業務は、佐藤総合計画関西オフィス（大阪市中央区）が担当している。

提供：滋賀産業新聞