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建通新聞社四国
2020/03/06

【香川】香川県警本部 坂出警察署整備に16・2億円

 香川県警察本部は、老朽化し手狭な坂出警察署(坂出市江尻町1204ノ1)を建て替えるため、県の2020年度当初予算案に整備事業費3億3901万円を盛り込むと同時に、21年度の債務負担分として12億9031万円を設定した。債務負担を含めて、約16・2億円を投じ坂出警察署整備を進める。
 現在の坂出警察署は、県道33号高松善通寺線の南側の敷地約6100平方b内に現本館北棟・南棟(鉄筋コンクリート造3階建て塔屋付き延べ1456平方b)、分館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ756平方b、留置施設他)、付属棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ876平方b、武道場)などで構成。また、本館と付属棟をつなぐ、中2階の渡り廊下の他、敷地中央部に駐車場が所在する。
 1964年竣工で県内で最も古い警察署。老朽化と手狭であることから建て替え整備が具体化した。全体事業は24年度の完了を予定している。
 全体計画によると、20年度に付属棟を改修し、本館北棟の執務機能を付属棟に移した上で、新本館の建設地にかかる、現本館北棟を一部解体。
 その後、今秋から新本館建設に着手できるよう、上半期中に建築、電気、機械設備に分離し一般競争入札(総合評価方式)で公告する。
 新本館の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ3497平方b(建築面積1051平方b)。併せて浄化槽工事、一部盛り土する敷地造成工と工事監理は別途発注する。
 本館南棟は22年度に解体し、敷地西側スペースは本館南棟解体後の跡地を含めて一般来客用の駐車場にする。
 敷地の南西側に位置する分館については用途を今後検討する。
 坂出警察署整備の基本設計・実施設計を三野設計(丸亀市)が担当。

提供:建通新聞社