貝塚市は、「水間公園」と「市民の森」に対するサウンディング調査の結果、水間公園のエリアマネジメント整備など3者からの事業提案を受けた。調査結果を精査した上で、将来の効率的な維持管理と魅力向上に向けた民間活力導入の検討とともに事業化を図る。
調査結果によると、水間公園については公園単体ではなく観光誘致目線で、貝塚駅からの動線を意識したエリアマネジメント整備を提案。地域振興やインバウンド需要の取り込みなども期待できるとした他、常設店舗ではなく季節イベント時にキッチンカーなどによる出店で集客力などの実証実験などが提案された。
市民の森では、稼働率の悪い施設を撤去、駐車場への整備を提案。繁忙期には有料駐車場として収益が期待できる他、イベント(仮設ステージ)用スペースへの活用や民間事業者らによる便益施設(飲食店など)の設置・経営などが提案された。
一方、府道大阪臨海線周辺交差点での渋滞発生を踏まえた交通の円滑化や新たな施設設置に対する駐車不足、都市公園法の建ぺい率制限などを課題に挙げた。
水間公園は1986年に供用開始した面積5・4fの都市計画公園。所在地は水間641ノ1で「水間寺」の裏山に位置する。市民の森は、93年に供用開始した面積2・5fの都市計画公園。所在地は二色3ノ26で、大阪府営「二色の浜」に隣接する。
提供:建通新聞社