豊郷町は、5日開会した町議会3月定例会に、一般会計49億5200万円と特別会計(3会計)16億5238万1千円の合計66億0438万1千円、そして企業会計の水道事業会計・下水道事業会計からなる20年度(令和2年度)当初予算案を上程した。会期は24日まで。
一般会計は、▽ふるさと納税に係る寄附金の増加▽庁舎建替整備工事の実施▽小中学校GIGA構想事業の実施−などにより対前年度当初比10・0%(4億5200万円)の増。
町は、「令和2年度予算は、第5次町総合計画に掲げる目標の実現に向け、更なるステップアップとなるよう町民が一体となって『一生青春 みんなで安心 元気なまち』の実現に向け取り組んでいくとの方針のもと、地方創生事業における各種施策の推進、ふるさと寄附金活用に伴う施策、防災事業に係る事業など、積極的な事業展開を図る予算編成を行なった」としている。
投資的経費である普通建設事業費は、庁舎建替整備工事の実施など増加要因はあるものの、前年度からの「歌詰橋」補強・補修工事費が大幅に減少したため20・9%(1億1791万8千円)減の4億4659万3千円。
特別会計は、下水道事業特別会計が20年度から水道事業と同じく公営企業法の適用に伴う法適化を受け企業会計へ移行したため13・9%(2億6737万8千円)の減。
企業会計の水道事業会計は、配水管設備改良費が▽南部浄水場耐震補強工事及び緊急遮断弁設置工事1億8119万8千円▽配水管耐震化布設替工事〔北部浄水場〜豊栄のさと〕7583万1千円−の実施などにより、2億6830万3千円増の2億9143万2千円となっている。
提供:滋賀産業新聞