大阪府は、八尾警察署の改築移転計画で、移転先となる中河内府民センターの減築改修工事に向けた実施設計を、2020年度早期発注案件として3月に外注する予定だ。実施設計の予算は約4100万円で、設計期間は12カ月間を見ている。
同計画では、庁舎の新築と既存センターの減築改修を予定しており、21年度以降の工事着手を見込む。
府民センターの減築後の規模は地下1階地上4階建て延べ約4400平方bとなる見込み。同センターの所在地は八尾市荘内町2ノ1ノ36。
府民センタービルの西側に建設する新庁舎の想定規模は、5階一部4階建て延べ7200平方b。4階部分は屋上緑化とする。署員300人が勤務できる執務スペースなどを確保できる規模とし、敷地南側には大型車両庫(約200平方b)の整備も計画している。新築工事に向けた設計の委託時期は現在のところ未定。
現在の八尾警察署は、八尾市高町3ノ18に位置。1966年の完成で、建築後50年以上が経過している。耐震補強は終了しているが、施設が老朽化している他、敷地の狭さから倉庫が無く、資料や備品などを置くスペースが不足している状況だ。
既存規模は、旧館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1390平方b。新館が鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ3764平方b。移転後の活用方法については今後検討する。
提供:建通新聞社