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北陸工業新聞社
2020/03/03

【福井】技の祭典など技能の高さアピール/福井県板金工業組合総会開く/第57回/全板連や日板協に協力 

 福井県板金工業組合(中島福則理事長)の第57回通常総会は2月26日開かれ、19年度の事業・決算報告、および20年度の事業計画・予算案など提出7議案を慎重審議の上、原案通り了承した。会場は、福井市手寄のアオッサで=写真。
 中島理事長が冒頭あいさつ。「昨年も上部団体の全板連や日板協などとともに、県板として事業推進。例年同様、11月の福井技の祭典などを通し、建築板金を大いにアピール。職場環境の改善や、働き方改革も進め、労働賃金上昇などは、近い将来の社会的地位と、技能の向上につながっていく」など組合活動の意義や重要性を強調した。
 19年度は、前年実施の組合員アンケートで、高齢化や人手不足が年々確実に進行。技術や技能の伝承に、黄色信号が灯り始める事実が露わになったと報告。そんな中、5ブロックごとに会合を重ね、メーカー各社の商品説明や、講習会などを実施。事務局から国保や労働保険の説明、熱中症の注意喚起なども行った。
 20年度も事業継続と発展を目指し、総務委員会では青年部と後継者育成、建専連に協力し行政機関に意見反映。問屋組合6社代表とも懇談し、登録基幹技能者年度更新などを推進。指導訓練委員会は、日板協主催の全国建築板金競技大会出場や、技能検定予備講習(訓練校指導員と協力)など。経営技術研究委員会は、企業経営に関する情報・経営内容診断などを行う。事業委員会は、責任施工マニュアルの見直し、メーカーや商社、関連団体の連携を図るなど。なお19年度の組合新規加入は、北川建築板金(敦賀)、BRAVE(あわら)、山昌建築板金(福井)の3者となった。

19年度支部功労表彰・優良従業員表彰(敬称略)
【支部功労者】
勝山支部の中村清恵 松本支部の笹部光一
【永年勤続優良従業員】
25年以上
前田博文(立松ダクト工業) 清水信太郎(同)
尾鳥久子(三方板金店) 野阪秀樹(野原ダクト工業所)
15年以上
木戸口哲也(メタルプレートササキ) 齊藤健太(増田工業) 大橋寛史(高木コーポレーション) 永宮将吉(岩本)
岩本裕行(岩本) 荒川泰伸(岩本)
【全板連・日板協功労賞】
前田邦男 第71回全国板金業者高知大会で
【黄綬褒章】
下出幸夫
【全国技能士会連合会会長表彰(技能振興事業・技能士活動)】
立松栄治
【厚生労働大臣表彰(認定職業訓練功労)】
大久保彰
【経済産業大臣表彰】
福井県板金工業組合

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