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日刊建設工業新聞
2020/03/03

【鳥取】一般会計総額61億円規模/火葬場解体/工事など

 智頭町は2月28日、旧町営火葬場解体工事などを盛り込んだ総額61億2000万円の20年度一般会計当初予算案を固めた。6日開会の3月定例町議会(〜18日)に提出する。
 当初予算案は、前年度当初(67億9000万円)に比べて6億7000万円少ない9・9%の減。今秋に完成する新図書館や富沢コミュニティセンターの建設事業を終えることが要因。普通建設事業費は7億1100万円で、前年度当初(12億5600万円)を5億4500万円(56・4%減)下回った。
 主な事業は、旧那岐小学校の改修設計費に2400万円。空き校舎を利用して地区活動の小さな拠点づくりを支援するため、改修内容を検討する。また、18年度末に閉鎖された旧町営火葬場の解体事業は4700万円を計上。設計監理に530万円と工事に4180万円を充てる。地籍調査事業は1億8700万円。大屋、八河谷の一筆調査を継続し、新たに中原の一部で調査を始める。町道改良の社会資本整備総合交付金は1億9600万円を見込み、橋梁定期点検1000万円や関屋黒本線の改良などに取り組む。
 予算概要は次の通り。
▽地域活性化推進費(旧那岐小学校小さな拠点整備)=設計監理・測量委託2433万4000円▽環境衛生費=火葬場解体4716万8000円(工事施工監理業務536万8000円、工事4180万円)▽地籍調査費=測量業務委託1億1222万9000円▽林道費=設計監理・測量委託50万円、工事8000万円(沖ノ山線コンクリート舗装・擁壁設置700万円、宇波竹ノ下線土工・法面7300万円)▽道路維持費=除雪委託900万2000円、道路台帳修正業務363万円、工事3450万円、除雪ドーザー購入2898万5000円▽道路新設改良費=測量設計委託5300万円、設計監理・測量委託950万円、工事1億3860万円▽河川環境整備(西谷)=工事1050万円▽文化財整備活用費(智頭往来・志戸坂峠越災害復旧)=設計監理委託99万6000円、工事613万8000円▽学校給食費=工事411万4000円(調理場エアコン設置工事)

富沢コミュセンなど
智頭町3月補正案
 
 また、智頭町は19年度一般会計補正予算案をまとめた。各事業を精査した結果、約7000万円を減額するもの。主な事業は富沢コミュニティセンター新築工事に4000万円を補正し、グラウンド造成などの外構工事を追加する。また、林道事業は国補正に対応して工事費2000万円を追加、八頭消防署智頭出張所建設用地造成工事は付帯工事などに740万円を補正する。

日刊建設工業新聞