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滋賀産業新聞
2020/03/03

【滋賀】湖北広域行政事務センター 新一般廃棄物処理施設の整備

 湖北広域行政事務センター(長浜市八幡中山町)はこのほど、新一般廃棄物処理施設整備の基本計画案を取りまとめた。
 今月30日まで基本計画案に係わるパブリックコメントを行い、市民の意見を参考にして基本計画を策定。23年度からの実施設計の着手に向け各施設の基本設計や環境アセス・都市計画決定、事業者選定などの諸準備を進めていく考え。
 PFIのBTO方式により先行して建設事業を進めている「新斎場」に次いで計画している「ごみ処理施設(熱回収施設)」や「リサイクル施設」等の新一般廃棄物処理施設整備事業については、一般廃棄物処理基本計画に沿って今年度から施設整備に係わる環境アセスがスタート。21年度内の環境アセスの完了を目標に、新施設の安全性や環境に関する情報提供、住民意見の聴取等を行う環境アセスが進められている。
 基本計画案によると、長浜市木尾町地先の斎場用地を除く廃棄物処理施設用地A約3・5fに、焼却施設とバイオガス化施設から成る熱回収施設(ごみ処理施設)とリサイクル施設・汚泥再生処理センター、ストックヤードや管理棟・計量棟、動物焼却炉を整備していく。
 熱回収施設は一日145d、バイオガス施設は一日50d、リサイクル施設は一日22d、汚泥処理センターは一日49キロリットル規模を、それぞれ「中間数値」として算定。また、資源ごみや災害廃棄物を一時保管する「ストックヤード」は年間1134d規模を想定し、「管理棟」は建築面積500平方b規模を基本として、搬入されるごみ及び搬出される焼却残渣等の「計量棟」や大型動物等の「動物焼却炉」の規模などとともに今後、基本設計以降において検討。
 施設整備費は、概算で約304億円と算出(中間数値)。各施設供用開始の目標年度については、熱焼却施設およびリサイクル施設を28年度、汚泥再生施設センターを25年度に設定。
 新年度(20年度)に施設整備に係わる基本設計を行い、21年度から22年度にかけて事業者の選定作業を予定。次いで23年度から各施設の実施設計業務を開始し、続いて建設工事に取り組み、それぞれ施設の試運転を経て供用開始を目指す。

提供:滋賀産業新聞