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　東京都都市整備局は「品川駅えきまちガイドライン」の策定に伴う検討調査業務を日建設計（千代田区）に委託することを決めた。年度内に策定予定の「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン２０２０」に沿ったまちづくりを進めていくため、品川駅を中心とした駅まちづくりのコンセプトや整備方針、デザイン・ポリシー、デザインガイドラインなどを盛り込む方針で、２０２０年度に調査検討作業を進める。
　都では、官民が連携して両駅周辺の土地利用や基盤整備、景観・環境形成などを一体的・戦略的に進めるため14年度にガイドラインを策定。その後５年が経過し、国道15号・品川駅西口駅前広場事業計画や、品川地下鉄新線構想が打ち出されるなど、都の施策や両駅周辺を取り巻く状況が変化していることから、今後のまちづくりに当たって一部内容を見直すこととしている。
　地域の目標像である「国際交流拠点・品川」を景観や空間デザインの面から実現するため、品川駅を中心とした駅まちづくりのコンセプト、整備方針、デザイン・ポリシー、デザインガイドラインを策定する。
　今回の業務では、駅周辺の地域特性やポテンシャルを整理し、駅周辺全体の空間・景観形成のデザイン・ポリシーや、空間計画・デザインの基本的な考え方などを検討。また、先行して事業が進む西口を対象に、駅前地区の空間・景観形成の方針や、実現のための具体的方策を検討し、デザインガイドラインの案を作成する。

提供：建通新聞社