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滋賀産業新聞
2020/03/02

【滋賀】竜王町の2020年度当初予算案

 竜王町は、3月2日に開会する町議会3月定例会に、一般会計63億1300万円、特別会計(5会計)30億0140万円、企業会計(2事業)14億6305万6千円からなる総額107億7745万6千円の20年度(令和2年度)当初予算案を上程する。会期は25日まで。
 一般会計の対前年度当初比は1・7%(1億1100万円)の減となっているが、過去最高となった前年度に次ぐ過去2番目の規模。「17年度からスタートしている重点プロジェクトを強力に推進しつつ、『明るく元気で活力あふれる強いまち』『次世代に誇れるまち』を実現するための施策に重点配分。健全な財政運営を見据え、財政規律を守りながらも将来に向けた事業を積極的に行なう『活力と安心のまち、向う未来へいざ前進』の予算を編成した」としている。普通建設事業費は、前年度に着手した防災情報通信設備整備事業が2年目となり大幅に減少(約3億円)したことなどを受け35・4%(2億4733万円)減の4億5092万円。
 重点プロジェクト『コンパクトシティ化構想』の実現では、関係事業として中心核整備に1095万円、小学校移転新築等に向けた調査に1196万円、新しい公共交通の検討等に1092万円の計3348万円を計上。「アグリパーク竜王」と「竜王かがみの里」の2つの道の駅の充実に1億0378万円、魅力ある農業の創出と農業振興のあり方検討に835万円などを盛り込んだ。
 目的別では、【総務費】がコンパクトシティ化構想に伴う中心核整備、道の駅「竜王かがみの里」などにより9・2%(8262万円)増の9億8095万円、【教育費】も竜王小学校建設事業、コンパクトシティ化構想に伴う埋蔵文化財緊急発掘調査事業などにより9・4%(6927万円)増の8億0488万円、【民生費】が高齢者福祉施設等整備事業補助金などにより3・2%(5309万円)増の17億3174万円となり、一方、【土木費】は若者定住のための住まい助成事業、都市計画マスタープラン策定事業などが増加したものの、道路橋梁整備事業、総合運動公園管理運営事業等が減少し1980万6円(3・0%)減の6億4191万円となっている。

提供:滋賀産業新聞