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建通新聞社
2020/02/28

【大阪】豊中市 投資的経費に113・5億円を計上

 豊中市は、2020年度当初予算案を発表した。(仮称)庄内さくら学園整備事業費、服部天神駅周辺地区整備事業費、豊中ローズ球場整備事業費など投資的経費に113億5591万円を計上した。前年度当初比7・2%増となった。
 施設一体型小中一貫校の(仮称)庄内さくら学園の整備事業費に5億7131万円を配分し、同学園と同学園建設地に隣接する(仮称)南部コラボセンターの建設に伴う旧校舎の解体などを行う。同学園は22年4月の開校を目指してきたが、実施設計の中で工程を検討し直したところ、校舎の完成が22年11月ごろになることが判明。現段階では開校時期は23年4月としている。設計は類設計室(大阪市淀川区)が担当。建設地は現庄内小学校のある庄内幸町4ノ29ノ2。敷地面積は1万0078平方b。
 服部天神駅周辺地区整備事業費に7689万円を充当し、同地区の沿道整備街路事業の包括支援業務を20年度から行う。同事業は駅前広場用地と南側に隣接する区画を合わせた約6100平方bが対象。駅前広場の整備地は駅東側正面の服部元町1ノ7の敷地約1800平方b。現在事業者を公募型プロポーザルで募集しており、順調ならば3月下旬には契約の運びだ。当初のスケジュールでは20年度に駅前広場設計と区画整理設計に着手、24年度に駅前広場整備の着手を想定していた。
 豊中ローズ球場整備事業費に2976万円を盛り込み、観客席の増設などを行う改修工事の基本・実施設計を進める。同球場のメインスタンドの規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1905平方b。一塁側と三塁側の観客席を1182席から3324席に増設する。また内野スタンドの下に防災倉庫も設置する。オープン時期については現段階では未公表。所在地は豊中市曽根南町1丁目の豊島公園内。野球場の面積は1万5260平方b。
 新規事業としては、小・中学校の耐震化事業として小学校に1億0221万円、中学校に4997万円を充当し、市立小・中学校の渡り廊下の耐震診断と設計業務を実施する。
 当初予算案の総額は3009億0947万円。一般会計は前年度当初比2・6%増の1554億2487万円となった。

提供:建通新聞社