栗東市は25日、一般会計251億1300万円、特別会計161億2600万円から成る総額412億3900万円の2020年度当初予算案を発表した。対前年度当初比は一般会計で4100万円(0・2%)、特別会計で3億4400万円(2・2%)、総額で3億8500万円(0・9%)のいずれも増。普通建設事業費は23億8102万5千円で7・4%の減となった。4190万円を追加する本年度一般会計補正予算とあわせ28日から3月25日まで開かれる市議会3月定例会に上程される。
まちの活力の維持・向上や地域の特色・魅力を生かした一層の施策展開を図りつつ、財政健全化に向けた更なる取り組みと社会情勢の変化に伴う必要な行政サービスを両立させながら、将来にわたる市民サービスの向上のため、引き続き「いつまでも住み続けたくなる安心元気都市栗東」の実現を目指す予算編成を行った。
「新・集中改革プラン」の効果を引き続き予算に反映させ、市民生活の安全安心のため子育て支援策の待機児童対策として小規模保育施設・私立保育所の整備・保育環境の充実に対する補助経費、2施設の民設学童保育所施設整備補助費、小中学校では葉山中学校の大規模改造工事費などを計上。
「誰もがいきいきと暮らせるまちづくり推進」の観点からは国スポ開催に向けて市民体育館改修工事設計費、「まちの元気は経済の元気から」では企業立地推進経費、観光振興経費など。
「安全安心なまちづくり」関連では、湖南広域消防局中消防署出張所等更新経費、総合防災マップ改訂、交通安全対策、空家等対策など。
また道路や街路をはじめ社会基盤、後継プラン関連事業など年次計画に沿って整備を行うものは、必要とされる行政需要に対応するため所要額を重点化して計上している。
提供:滋賀産業新聞