中部電力グループのシーテック(名古屋市瑞穂区洲雲町4ノ45)は、名古屋市緑区に情報通信・電力・土木建築の主要3部門の拠点を集約した新拠点施設を建設する。5月中旬に建設地の造成に着手して7月をめどに完了、その後建築に取り掛かる予定だ。設計・施工は鹿島・中電不動産JVが担当。
新施設は事務所棟(鉄骨造6階建て延べ1万5600平方b)と、工具や材料、社有車を格納する倉庫・事務所棟(鉄骨造5階建て延べ1万6900平方b)で構成する。
建設地は名古屋市緑区忠治山101他の1万3569平方b。同地は名古屋南ジャンクションに隣接し、伊勢湾岸自動車道や名古屋高速などへのアクセスが良好。中部電力の技術開発本部(名古屋市緑区大高町北関山)にも近く、グループ間の連携も期待できそうだ。
同施設の完成は、2022年夏ごろを想定している。
新施設完成後の既設3部門の建物・土地について同社は、今後の活用内容を「現時点では未定」としている。3部門の所在地は、情報通信が名古屋市昭和区大和町1ノ6、電力が名古屋市港区大江町3ノ2、土木建築が名古屋市港区遠若町3ノ7ノ1。このうち、土木建築部門のみが自社所有地となっている。
提供:建通新聞社