徳島県は、「県営住宅新浜町団地」の建て替えについて、木造4階建てで建築することとし、2020年度は設計を進める考え。設計者の選定に当たっては公募型によるコンペ方式を採用。県外と県内または県内同士の設計事務所によるグループか県内単体での参加を求め、近く要領等を公告することにしている。
木造4階建ての建て替えは、2月県議会本会議の一般質問で飯泉嘉門知事が表明した。昨年6月の改正建築基準法の施行を受けて取り組むもので、県住宅課によると、新基準での県営住宅への適用は全国で初めてという。
設計コンペによる設計事務所の選定は20年度になる。建物概要は木造4階建て(27戸)。床面積等は定まっていない。県住宅課では、できるだけ多くの県内設計事務所の参加を求めたい考えで、参加要件やスケジュールなどの取りまとめを急いでいる。
なお、同団地の建て替えについては、これまで県内建設企業を主対象としたPFI事業として準備を進めてきた経緯があり、完成後は市町村のモデル事業とする予定だったが、今後は設計を切り離す形でPFI事業を続けることにしている。
提供:建通新聞社