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建通新聞社四国
2020/02/26

【徳島】徳島市 20年度当初予算案を発表

 徳島市は19日、総額994億5000万円となる2020年度一般会計当初予算案を明らかにした。4月に市長選を控えた骨格編成としているが、義務的経費などの増加で過去最大規模だった19年度当初予算に次ぐ規模となり、額にして2億2000万円減、率にして0・2%減とした。このうち投資的経費は19年度当初比17・6%減(15億9985万円減)の74億7514万円。また、特別・企業会計総額は907億3086万円で、同比4・7%増(41億0110万円増)となっている。3月5日開会予定の市議会定例会に提出する。
 当初予算は、市民満足度の高いまちを実現するための施策を盛り込み、市まちづくり総合ビジョンに掲げる「つなぐ」「まもる」「おどる」の三つのまちづくりの基本目標に基づき編成。内訳は、子育て支援の充実や教育環境の整備などを図る「つなぐ」まち・とくしまの実現に向けた取り組みに236・5億円、防災・減災対策・生活基盤の整備など「まもる」まち・とくしまの実現に向けた取り組みに32・8億円、観光交流の促進や地域経済の活性化などを図る「おどる」まち・とくしまの実現に向けた取り組みに28・6億円をそれぞれ配分する。
 この他、さらなる行財政改革を推進するため、行政運営機能の強化などに6・8億円を配分し、引き続き「行財政改革推進プラン2018」(18〜21年度)を着実に実施しつつ、歳入の確保や歳出の抑制を図っていく。
 当初予算案の建設関連では、一般会計で教育・保育施設等整備費補助(民間事業者の改築等に係る施設整備費への助成)に16億2813万円、矢三西住宅建て替え事業(旧住宅解体)に1億0811万円、橋梁耐震化事業に1億4700万円、橋梁長寿命化事業に1億6800万円、生活関連単独事業(道路橋梁・河川・排水・農地施設)に10億9954万円、四国横断自動車道関連の整備(側道用地取得、工事委託)に16億3626万円(21〜22年度債務負担行為限度額9億5100万円も設定)などを計上。新ホール建設関連の事業費計上は見送った。また、水道事業会計で、上下水道局庁舎の整備(新庁舎基本・実施設計、本庁舎解体工事、埋蔵文化財調査、地質調査)に1億5840万円(庁舎建設基本・実施設計業務で21〜22年度債務負担行為限度額1億3860万円も設定)の計上などがある。

提供:建通新聞社