多治見市は、2020年度当初予算案を公表した。
一般会計は前年度当初比2・9%増の416億7300万円と過去最大規模となった。継続事業の工事が本格化する他、新本庁舎の建設に向けた建設基金への積み立てや建設予定地の調査に予算を付けた結果、予算規模が大幅に増額した。普通建設事業費は、同53・9%増の71億9420万円となった。
会計別に見ると特別会計が同1・0%減の236億0216万円、企業会計は同5・0%増の103億6986万円で、このうち水道事業が同5・8%増の33億8670万円、下水道事業が同4・1%増の58億4223万円、農業集落排水事業が同23・9%減の2025万円となっている。
主な建設関連の事業を見ると、新本庁舎の建設基金への積み立てや建設予定地の地歴調査に1億0316万円を充てる他、企業誘致事業として高田テクノパークの整備や次期テクノパーク候補地についての研究調査などに3億1621万円、北市場霊園の合葬式墓地の建設に6629万円、笠原地区の小中一貫教育設置に向けた調査に441万円を付けた。
また継続事業では、滝呂排水池の更新に1億8000万円を充てた他、若松町ラウンドアバウト化に向けた用地取得などに3852万円、北消防署の移転に伴う用地の測量に283万円、駅南市街地再整備事業として住宅棟などの建築やテナントの誘致推進に18億68210万円を補助する。また工事が本格化する食育センター建設に13億2818万円(継続費26億7962万円)、建設工事の進む小泉小学校建て替えに21億8782万円を充てた。
提供:
建通新聞社