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　国土交通省関東地方整備局は、２０２０年度予算案に基づく直轄事業計画を管内の１都８県などに通知した。東京都内の主な事業では、東京外かく環状道路（関越〜東名）に１４３億〜２００億円程度を投じ、引き続きトンネル工や橋梁下部工を進める。河川改修では荒川下流を対象に７・１億〜71億円分の事業進捗を見込んでおり、東砂町の地震対策や西葛西地区の築堤、北葛西地区の護岸、八広地区の築堤などを予定している。
　道路事業ではこの他、国道20号八王子南バイパス（ＢＰ）に11億〜71億円の事業費を見込んでいる。調査設計や用地買収を継続する他、上限に近い事業費を配分された場合は、橋梁下部工やトンネル工を実施したい考え。
　日野ＢＰには10億〜19億を投じ、道路改良工を継続。17年度に新規事業化した日野ＢＰ延伸（�U期）は上限２億円程度を見込んでおり、調査設計の他、用地買収を行う。
　河川関係の事業では、江戸川の河川改修に１・６億〜29億円を配分する。氾濫区域の堤防強化対策を下内川地区と野田橋下流地区、野田橋上流地区、幸手・杉戸地区、西関宿地区で予定。新和地区の盛土や鍋小路地区の河道掘削、吉川防災ステーションの整備に向けた地盤改良なども実施する。
　多摩川では４・６億〜20億円を投じ、羽田地区の高潮堤防や、小島・布田地区の河道掘削を実施する。
　また、河川災害復旧事業として荒川下流で３・８億円、多摩川で５億円を投じて低水護岸を実施。多摩川には上限18億円を見込んでおり、河道掘削と堰改築を推進する。
　港湾関係では、東京港中央防波堤外側地区国際海上コンテナターミナル整備事業に１６０億〜２３２億円程度を投じる。24年度をめどに完成させるため、引き続き道路と耐震岸壁の整備を進める。

提供：建通新聞社