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建通新聞社
2020/02/26

【大阪】大阪市 森之宮工場設備解体などを20年度

 大阪市は、もと森之宮工場の建物解体に先立ち、2020年度に同工場の焼却炉やプラント設備などの解体撤去工事を発注する予定だ。また、建物本体の解体に向けた設計を行い、21年度以降に工事に着手する予定。解体規模は延べ約1万4000平方b。解体跡地は、大阪府立大学と大阪市立大学の統合大学新キャンパスの建設用地の一部となる見込みだ。
 焼却炉やプラントなどの解体に向けては、設計業務を中外テクノス(大阪市淀川区)で実施した。解体工事の他、地下に滞水している排水の除去工事、アスベスト除去工事なども実施する予定。
 森之宮工場の所在地は城東区森之宮1ノ6ノ11。既存規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下3階地上5階建て延べ約1万4000平方b。敷地面積は約1万1200平方b。工場の煙突部分の解体工事はすでに完了している。
 市では18年10月、▽港工場▽大正工場▽森之宮工場▽南港工場―の4カ所のごみ焼却工場について、跡地の有効活用に向けた方針を策定。まちづくりや貸し付けなどで跡地活用を図る考えで、今後都市計画の変更を予定している。
 このうち、森之宮工場の解体跡地については、大阪府・市立大の統合大学のメインキャンパス建設予定地として活用する方針。同地のすでに空き地となっている部分と工場跡地を合わせた敷地面積約3万平方bに建設する予定だ。新キャンパスは25年度の供用を目指している。

提供:建通新聞社