高島市は19日、20年度当初予算案を公表した。
一般会計は278億7500万円で、前年度予算額に対し0・3%の減。特別会計も119億0090万円で0・7%減、事業会計についても130億6180万円で1・8%減少となった。総額では528億3770万円で前年度比0・7%減。
建設事業に係る予算は、快適な暮らしの基盤となる市道の改良や橋梁の長寿命化、消防設備の整備事業を順次進めていく。また、後継ごみ処理施設整備に向けた事業や、消防施設の整備、今津スタジアムの大規模改修などの公共施設の維持補修のほか、安曇川町田中、三尾里地区での農業生産基盤整備事業に着手する。そのほか通勤や通学などの公共交通対策や、市内企業における設備投資等に対する支援、人材不足の解消に向けた支援事業を引き続き推進していく。
普通建設事業費は、22億2812万円で対前年度比11億0584万円の31・2%と大幅にダウン。主な事業は、後継処理施設整備事業、上安曇地区経営体育成基盤整備事業、道路改良事業、橋梁長寿命化事業(橋梁点検、改修工事)、消雪設備整備事業、消防施設整備事業、今津スタジアム改修事業、公共施設改修事業。
土木費は、29億6050万円で前年度0・7%の2179万円を減額。主な事業は、建設機械整備事業、橋梁長寿命化事業、雪寒対策事業、公営住宅施設再整備事業。農林水産業費は、15億1094万円を計上で、対前年度比3473万円の2・4%増額。ため池等整備事業、鳥獣害防止・駆除事業、森林環境整備事業があり、消防費は、前年度比1・7%減の11億1272万円を計上。教育費は、前年度1億7537万円減少の26億9080万円で、今津スタジアム改修事業費が含まれる。商工費は、4億2850万円を計上し、観光振興施設改修事業を予定している。
主な内容は次の通り(▼は新規)。
▽今津駅前周辺地域まちづくり構想検討事業=764万円
▼上安曇地区経営体育成基盤整備事業=1億5471万円(外周測量L17・5q、大規模調査及び事業計画策定A170f)
▽今津スタジアム大規模改修事業=2億1212万円
▽後継処理施設整備事業=1億5032万円(地質調査、造成工事設計業務など)
▽消防施設整備事業=8695万円(耐震性防火水槽新設工事2基など)
▽市道道路改良事業=3億6877万円
▽橋梁長寿命化事業=8465万円
▽消雪設備整備事業=1億7972万円
また、一般会計に6億3690万円を追加する19年度2月補正予算案を公表した。
内容は次の通り。
◎一般会計
【農業政策課】
▽畜産・酪農収益強化整備等特別対策事業=5億5052万円(施設整備に補助など)
提供:滋賀産業新聞