2月定例県議会は21日開会し、平井伸治知事が総額3431億5100万円の20年度当初予算案など87議案を提案した。会期は3月24日までの33日間。
提案理由説明で平井知事は、当初予算案について「重要な課題に全力投入する施策を積極的に計上し、鳥取県からの挑戦に乗り出す」と述べ、サスナビリティ(持続可能性)、セーフティ(安全・安心)、スポーツ―の3「S」に加えて地方創生を重要施策に掲げた。
また「安全・安心」では、昨年の台風19号災害を踏まえ、県内バックウォーター区間の堤防強化をはじめ、集中的な河道掘削と樹木伐採に取り組むと強調した。
当初予算案に計上された公共事業費は496億円。国道178号岩美道路など地域高規格道路に39億2900万円、樹木伐採・河道掘削に9億9100万円、バックウォーター対策に3億2500万円などを盛り込んだ。
今後の主な議事日程は、代表質問を28日に自民党の浜崎晋一議員、3月3日に会派民主の森雅幹議員がそれぞれ行う。19年度補正予算案などは同5日に先議して翌6日に採決。一般質問は6日から6日間。
日刊建設工業新聞