可児市は、2020年度当初予算案を公表した。
総額は前年度当初比3・8%増の612億6350万円となった。一般会計はで同比0・3%増となる315億5000万円、特別会計は同比11・1%増の217億7150万円、企業会計は同比0・7%減の79億4200万円。建設関連では、可児御嵩インターチェンジ(IC)工業団地開発に向け、事業特別会計を新設し22億円を付けた。この他、蘇南中学校の大規模改造の工事費を付けている。
また文化創造センター大規模改修事業費などの増加により、普通建設事業費は同比28・8%増の31億9416万円で大幅な増額となった。
特別会計は、新設する可児御嵩IC工業団地開発事業特別会計22億円の他、自家用工業用水道事業特別会計が同比0・3%増の1億6050万円、農業集落排水事業特別会計が同比2・9%減の1億7000万円、可児駅東土地区画整理事業特別会計が同比83・6%減の3300万円などとなっている。企業会計は水道事業会計が同比2・6%増の31億9300万円、下水道事業会計が同比2・8%減の47億4900万円となった。
建設関連の主な新規事業では可児御嵩IC工業団地開発事業を行う他、蘇南中学校など中学校施設の大規模改造に3億9456万円、旧広見児童センターの建物解体などに2215万円や児童センター4館への防犯設備設置などに5732万円、土田小キッズクラブ新設工事などに2億1145万円を付ける。
大規模な継続事業では、文化創造センター大規模改修に12億9350万円、土田渡多目的広場整備に2億5124万円を充てる。
道路整備関連では、市道117号線改良に1億0633万円を充てる他、可児駅前線街路整備に8039万円、道路維持に2億2337万円、道路改良に4045万円、市道112号線改良に1750万円、交通安全施設の整備に5400万円を盛り込む。
道路以外の土木工事では、河川改良に1億2625万円、橋梁長寿命化に8960万円、急傾斜地崩壊対策に5100万円、ため池や用水路など農業用施設の改修に1924万円、県の補助を受けての土地改良施設の改修や補修に4205万円、土地改良施設維持管理適正化に2512万円、かわまちづくりに711万円を充てる。
この他、小学校施設大規模改造に2550万円や環境保全林と里山林の整備に1941万円、集会施設整備に1800万円、消防施設整備に898万円、美濃金山城跡など市内山城整備に664万円を付ける。
提供:
建通新聞社