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建通新聞社(中部)
2020/02/21

【三重】亀山市 一般会計8%増の2020年度当初予算案発表

 亀山市は2月19日、一般会計が過去2番目の規模となる前年度当初比8・1%増の217億9000万円を盛り込んだ2020年度当初予算案を発表した。総額は同6・1%増の343億9220万円で、このうち特別会計が同5・1%増の61億7440万円、企業会計が0・5%増の64億2780万円。
 今回の当初予算案が増額となったのは、亀山駅周辺整備事業や図書館整備事業、井田川小学校校舎増築・給食室改修事業を行うことで投資的経費が24億8655万円(同47・4%増)となることが主因。亀山駅周辺整備事業は9億5530万円を付けているが主に負担金で、設計等委託料に1200万円と工事に445万円が盛り込まれている。図書館整備事業も負担金がメイン。
 新規事業を見ると、JR西日本から無償譲渡を受ける加太駅舎改修事業(設計など)に480万円、浸水対策計画策定事業に1070万円を充てる。
 建設関連の主な事業では、地籍調査事業に1797万円、都市づくり戦略推進事業に1300万円、屋外便所の改築などを行う西野公園改修事業(公園施設)に4200万円、外部階段改修などを実施する同(運動施設)に3100万円を付けた。市内環状道路の整備に向けて都市計画道路整備事業(和賀白川線)に6000万円、橋梁長寿命化修繕事業に4300万円、舗装老朽化対策事業に9680万円を計上した。
 さらに、ごみ溶融処理施設大規模整備事業に1億1300万円、し尿処理施設大規模整備事業に4200万円。文化会館等大規模改修事業に2750万円、教室不足や給食室のスペース不足に対応するため井田川小学校校舎増築・給食室改修事業に2億4780万円を充てる。
 この他、土木費で見ると、地籍調査事業(委託)に1282万円、道路維持修繕(工事)に7140万円、市単道路整備事業(工事)に4400万円、道路舗装事業(工事)に3000万円、交通安全施設整備に2700万円、耐震対策事業(設計)に700万円。
 会計別は、水道事業会計が建設改良費(住山加圧ポンプ室建設や基幹管路・配水管改良など)に3億7395万円。下水道事業会計が建設改良費(委託)に2900万円、同(管渠敷設等)に6億4880万円を充てる。

提供:建通新聞社