県大町建設事務所は、松本糸魚川連絡道路の大町市街地区間について、「西ルート帯」を最適ルート帯として選定した。引き続き、2020年度から西ルート帯の範囲内でさらに100〜200m幅に絞った複数のルート帯の検討に着手する。2月20日に開かれた、大町市議会全員協議会の場で、木下昌明所長が明らかにした。
西ルート帯は、高瀬上橋より北側で高瀬川を横断し、市街地西側を通過するルートで、延長は約10qを予定。起点は高瀬川右岸道路の北端部周辺で、木崎湖トンネル周辺を終点に設定している。乗り入れ箇所は4カ所を想定し、主要な道路との交差点に設ける。
他2ルート帯案と比較評価した結果、事業費や施工性、効果の早期発現、災害に強い道路等の項目で優位性が高くなった。事業費は220〜270億円を見込んでいる。
今後の予定は、20〜21年度に複数のルート帯案と評価項目の設定、比較評価、最適ルート帯の選定まで進める方針。22年度以降で、概略計画の決定や都市計画の決定を経て、事業化となる運び。
提供:新建新聞社