日本工業経済新聞社(群馬)
2020/02/21
【群馬】建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会・2019年度第2回安全パトロールを実施
建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会(関口功分会長)は19日、2019年度第2回安全パトロールを実施した。土木や建築、低層住宅など4班に分かれて、厚生労働省高崎労働基準監督署の荒井教隆安全衛生課長や高崎市の関係者とともに、各現場の安全対策や作業状況などを確認した。
高崎354複合産業団地の整備で行われている2号排水路築造工事(1工区)では、延長417・5m区間でボックスカルバート工の掘削、敷設の作業中。現場責任者から工事の進捗状況や作業内容などについて説明を受け、現場や安全書類などをチェックした。
パトロール後の講評では、現場や事務所の整理整頓が行き届いているほか、安全書類もきれいにそろっていると評価。
さらなる安全対策としてバックホウなどの死角を実際に知ることが事故防止につながることや繰り返しの作業での事故を防止するために慣れへの注意が必要だと伝えられた。
パトロールに当たり関口分会長は「昨年は死亡災害ゼロだったが高崎管内では年末に事故もあった。パトロールを強化してゼロ災害を目指して気を引き締めていく」と意気込んだ。
同行した高崎市財務部技術監理課の東ア哲也係長は「各業者さんは安全に気を付けていると思うが、繁忙期にパトロールを実施することで確実に安全を確保して無事に工事を完成していただきたい」と話した。