近江八幡市は、同市鷹飼町の市街化調整区域約0・69fに、都市計画法に基づく地区計画制度を導入し、隣接する既存の住宅地と一体となった低層住宅地(21区画程度)の形成・誘導を図る。地区名は「鷹飼町横八反田地区」。
3月2日まで案を縦覧、同月下旬に開く予定の市都市計画審議会への附議などを経て、5月下旬に都市計画決定に至る見通しで、その後、事業者により開発手続きが進められる。
対象区域は、JR琵琶湖線近江八幡駅の南西約500b、国道8号からは約1・9qに位置。東側に隣接する市街化区域には大型商業施設が多数立地する利便性の高い環境にありながら、周辺は田園風景が広がる自然環境にも恵まれた地域。西側は、都市計画区域設定前後に開発された一団の住宅地が形成されている。
このように、交通手段や商業・娯楽施設等の利便性に非常に恵まれた環境にあるため土地利用に対するニーズは高く、また、人口増加率が市内でも高い地域にあることから、市が抱える人口減少や少子高齢化社会の到来に対し、生産年齢人口の確保の観点からも、働き盛り世代の居住地区として新しい住宅地の形成が期待されており、周辺環境に配慮しつつ、隣接する既存住宅地との一体的な秩序ある良好な住環境の形成を図ることを目的に、開発事業者の申し出に応じ地区計画を決定するもの。
地区内公共施設としては、W6bの区画道路L約263b、公園1ヵ所(約207平方b)、ゴミ集積所1ヵ所、消火栓器具置場1ヵ所を整備するほか、区域が接する市道をL約64bにわたって拡幅整備を行う予定。
提供:滋賀産業新聞