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滋賀産業新聞
2020/02/21

【滋賀】米原市の2020年度当初予算案

 米原市は20日、今月28日開会の定例市議会に上程する一般会計225億9200万円、特別会計80億8330万円、公営企業会計59億2530万1千円から成る総額366億0060万1千円の20年度(令和2年度)当初予算案を発表した。議会の会期は、3月25日までの27日間を予定。
 一般会計の対前年度当初比は、統合庁舎の整備工事や湖北広域行政事務センターの新斎場建設に伴う負担金などにより12・2%(24億5200万円)の大幅増。普通建設事業費(投資的経費)も前年度比28・6%増となり、200億円の大台を超えた前年度を上回る「過去最大の予算規模」となった。
 また、公営企業会計は下水道事業会計が7・4%減となったものの、本市場浄水場や伊吹南部第1水源地の改良工事により水道事業会計が42・9%(6億0300万円)の増となり、特別会計と公営企業会計を合わせた総額でも、9・3%増となる予算編成を行った。
 主なものは、総務費関係で統合庁舎整事業費に27億6300万円を計上、21年春の開庁に向けて庁舎整備工事や外構工事等を進めるとともに、統合庁舎整備に関連して計画している山東庁舎を活用した「仮称・総合支所」の改修や米原庁舎解体に係わる実施設計などに取り組む。
 さらに、米原駅東口に立地する統合庁舎内のコンベンションホールや市民交流スペースと米原駅とを結ぶ「連絡通路の整備」に向け、22年度までの債務負担行為で3億5600万円を計上。
 また、民間開発事業の米原駅東口まちづくり事業費には1900万円を計上、一般社団法人の米原駅まちづくり協議会による開発事業の資金調達の目処がつき次第に、実施設計・建築工事に取り組み、21年度内の「まちびらき」を目指す。
 一方、土木費では、道路整備事業費に総額2億9
600万円を計上、バイパスを整備して通学路の安全対策を図る顔戸八田羽織
線の道路改良工をはじめ、観音坂トンネルへのアクセス向上を図る観音寺県道線の舗装工、朝日から烏脇の狭小区間の解消と歩行者等の安全を図るための板戸市場線の道路改良工など、合わせて9路線の道路整備を推進、将来のまちづくりに必要な道路整備や道路の利用者が安心して安全に通行できる道づくりを目指し
て整備を着実に進めていく。
 また、橋梁の維持管理事業費には2億3700万円を計上、藤子川大橋や伊吹大橋の耐震補強工事、伊吹橋と六川入江橋、大町2号橋の橋梁修繕工事とともに、長久寺跨線橋など5橋の修繕設計や市内52橋の橋梁点検などを実施し、橋梁長寿命化修繕計画に基づいて予防安全に取り組む。

提供:滋賀産業新聞