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滋賀産業新聞
2020/02/20

【滋賀】湖南市の2020年度当初予算案

 湖南市は18日、一般会計208億6000万円、特別会計97億8023万円、企業会計55億8377万円―からなる総額362億2401万円の令和2年度当初予算案を発表した。25日開会の3月定例議会に上程する。
 対前年度当初比を見ると、一般会計は0・6%(1億2800万円)減、特別会計は1・6%(1億5497万円)増となり、企業会計は水道事業会計の資本的支出が3579万円(6・4%)増の5億9627万円、下水道事業会計の資本的支出が4356万円(2・6%)増の17億3377万円―などにより、全体では9023万円上積みした。
 普通建設事業費は、15億3610万円を計上。新規事業としては、学校のトイレ洋式化の普及率をあげるための各種改修工事の着手や、老朽化が進んでいる施設の改修工事を実施し施設の長寿命化を図る。継続事業としては、石部駅周辺整備事業や道路橋梁の長寿命化整備を引き続き実施する。
 予算の編成にあたっては、『夢と希望に満ちた未来のために〜みんなの力を結集し、さらなる安心・安全の向上と活性化を目指して〜』を基本テーマに、人口減少に歯止め、若々しいまちの実現を目指し、地域で支え合う子育て環境、暮らしやすい住環境の実現、地域の活力創生のため、「総合戦略」によるプラン・パッケージに基づく事業、地域再生計画に含まれる事業に要する経費を、「きらめき・ときめき・元気創生〜総合戦略推進枠」に盛り込み、積極的に推進する。また、市民の暮らしと安全を守り協働の防災対策を推進する「セーフティコナンの推進」、心豊かな社会、地域を形成するため「官・民パートナーシップ推進」に取り組み、それぞれの目標の達成に向けて着実な施策の展開を図って行くとしている。
 主な事業は、地方特定道路新設改良事業費4億7720万円を計上し、高松町にあるタカラベルモント且ゥ社駐車場から約2600平方b北進までの2350平方bを工事対象とし、舗装工(打替)を実施する市道高松町103号線ほ装修繕工事や、延長360bの甲西中央橋の修繕工事等を進めていく。その他、石部駅周辺整備事業費4億7478万円を盛り込み、北口駅前広場の用地購入や駅舎・南北地涌通路の建設を行うことや、三雲駅周辺整備事業費4815万円、小・中学校施設整備事業費1089万円、セーフティコナン(防災活動推進経費)2168万円―などの予算化を図り、更なる住み良いまちづくりを進めていく。
 また同日、一般会計を1億6591万円減額する3月補正予算案も公表した。

提供:滋賀産業新聞