野洲市は18日、一般会計227億6000万円、特別会計(6会計)106億2388万9千円、水道事業会計20億7032万円、下水道事業会計27億7793万5千円、病院事業会計33億2793万7千円―から成る総額415億6008万1千円の20年度当初予算案を発表した。中主小学校の大規模改修や野洲北中学校の校舎増築、防災行政無線更新などの増と余熱利用施設整備運営事業契約完了による減で投資的経費は38億8419万6千円で対前年度当初比7億5127万円(24%)の増、一般会計は7億4000万円(3・1%)、総額も7億2396万円(1・7%)―のそれぞれ減となった。総額4億6536万円を減額する補正予算案と合わせた計52議案を、25日〜3月19日開催の市議会定例会に上程する。
予算編成にあたっては、今日までの課題を解決してきた実績を踏まえさらなる発展に向け、将来への財政見通しを立てながら着実に施策を実現し、「野洲の元気と安心を伸ばす」ための予算案をまとめた。
主な事業は、防災行政無線更新整備事業3億8852万円では、老朽化による更新と合わせた新たな防災アプリケーション構築や様々な情報伝達手段の拡充を図る。小中学校増築及び大規模改修工事費24億3401万円は中主小学校・野洲北中学校に19年度それぞれ着工。野洲市民病院整備事業[病院事業会計]2億7793万円では病院整備の再公告に向け委託中の設計変更を推進。南桜水源地膜ろ過装置設置工事[水道事業会計]5億7054万円は21年度までの3ヵ年事業。
市営住宅長寿命化事業8591万円では小篠原団地大規模改修工事。永原御殿保存整備事業費4113万円は保存活用計画書策定や公有化などのほか、新・発達支援センター整備に係る基本設計料、24年度国体に向けた総合体育館改修に先立つ基本設計料、コミュニティセンターぎおうの大規模改修設計料―など、コンサル費もそれぞれ計上した。
提供:滋賀産業新聞